ウィル・オッフェルマンズ

 オランダ人フルート奏者、作曲家のウィル・オッフェルマンズは、彼の作曲作品、コンサート、ワークショップ、現代奏法サイト forthecontemporaryflutist.com を通して、アマチュアからプロフェッショナルまで幅広いフルート奏者に、フルート現代奏法を奨励している専門家として賞賛されています。そして世界中、特にアジアや日本で行ってきたコンサート・ツアーの体験を通して、彼のクリエイティブで現代的なアプローチをさらに充実させることに努めています。彼の作曲作品は世界中の著名なフルート奏者やアンサンブルによって演奏されています。彼の作曲作品や音楽活動の情報を満載したホームページ、どうぞお楽しみください。

Wil Offermans

オランダ・マーストリヒト生まれ。オランダ国立ブラバンツ・コンセルヴァトリー(クラシック・フルート (Cecilia Oomes; Lucius Voorhorst; Raymond Delnoye)と即興演奏 (Willem Kühne))卒。1985年8月から1986年3月にかけて彼は「ラウンド・アバウト12.5」と題する7ヵ月間に渡る世界一周フルート演奏旅行を成し遂げた。このプロジェクトで彼は18ヵ国(ヨーロッパ、アフリカ、アジア、北南アメリカ)を訪れ、ソロ・コンサート、現地の音楽家との共演、ワークショップ、ラジオ・テレビ出演を行うとともに、各国の民族音楽におけるフルートの調査・収集にも多大な成果をおさめた。オッフェルマンズはその後も世界各地様々なステージにてソロ・コンサートを中心とした積極的な演奏活動を行なう。また、様々な音楽家とも共演する(例:斉藤徹、高木元輝、佐藤通弘、沢井一恵、小杉武久、ローレンス・バルベー、ポール・テルモス、シャック・パーリンクス、等)。薩摩琵琶/声明の上田純子とのデュオ演奏活動では、ヨーロッパをはじめアメリカ、カナダ、日本、シンガポール、インドネシア、香港、コロンビア、等でコンサートツアーを行い、数々の音楽祭に出演する(例:ケベック夏の音楽祭/カナダ、ミュージック・アクション・ナンシー/フランス、シンガポール芸術祭、等)。 2002年にオランダ・フルート協会よりカウパー賞受賞。2014年にエミリー・ベイノン主催のオランダ・フルート・アカデミーの5周年記念コンサートのための委嘱作品として、500人のフルート奏者のための「エターナル・ウインド」を作曲、指揮する。

創作活動

作曲作品
ウィル・オッフェルマンズの作曲作品は、ツィマーッマン出版(ドイツ)、ドブリンガー(オーストリア)、全音楽譜出版社、セジョン出版(韓国)より出版になっている。またいくつかの作品は、NFA全米フルート協会の最優秀新譜賞を授賞する。奏法のための奏法に終わるものではなく、素材の借用という次元を越えて、一本の笛を吹く行為を肉体化する試みの中に極自然に溶け込んでいく」(パイパース)と評された。彼の作曲作品一覧はここをクリックしてご覧いただけます。

レコーディング
オッフェルマンズのレコーディングは E-RecordsBVHaastVDE-Gallo より発売になっていまる。CD 及び LP の一覧はここをクリックしてご覧いただけます。

ビデオ

Tsuru-no-Sugomori, Wil Offermans, Trinity College London

オッフェルマンズ編曲の尺八本曲「鶴の巣籠り」。ブリティッシュ・フルート協会/ドリニティー・カレッジ主催のフルート・フェスティバル。セント・アルフェージ教会にて。

文化交流

フルート演奏における現代的、文化交流的なアプローチを推進する目的で、フルート・トレーニング・センター「ザ・マジック・フルート」を設立し、同名のフルート・アンサンブルは1997年に11カ所を廻る日本演奏ツアーを行う。1998年より、ヨーロッパ各国の優れた若手フルート奏者を集めたヨーロピアン・フルート・アンサンブル「eWave」をリードする。2001年、日蘭交流400周年記念において、長崎に捧げる曲として「出島組曲」を作曲。長崎市民参加のコーラスとともに初演を行なう。2003年に「eWave は欧州連合の援助を受け、フランス・リヨンのGRAMEとの共同でヨーロピアン・プロジェクトを行う。ここではヨーロッパ各地の作曲家5名の作品(ライブ・エレクトロニクスを使用した作品)を演奏しヨーロッパ・ツアーを行う。このプロジェクトで彼は、アムステルダム現代音楽協会ガウディアムスの委嘱により「OnTheMove」を作曲する。2003年よりスペインのグラナダにスタジオをオープン。 文化交流事業のプロデューサーとして、2000年より2010年までオランダの芸術家を日本に招待する文化交流事業「12xおらんだ」をプロデュースする。また2007年に日本との文化交流事業「BSXキャラバン」のプロデュースをする。

レッスンとワークショップ

composition

オッフェルマンズは、演奏活動の一方、フルート現代奏法をテーマとした、大学、音大でのマスタークラス/ワークショップを展開している(例:ハーグ王立コンセルバトリー/オランダ、ロンドン・ギルドホール音楽院/イギリス、マンチェスター北王立音楽院/イギリス、ハンブルグ高等音楽院/ドイツ、モンス王立コンセルバトリー/ベルギー、ウィーン音楽大学/オーストリア、ニューイングランド・コンセルバトリー・ボストン/USA、ミシガン大学/USA、国立音楽大学、洗足学園、上海コンセルバトリー/中国、ソウル大学/韓国、フルート・フェスティバルおよびコンベンション・フランクフルト/ドイツ、ボストン/USA、ボスウィル/スイス、福岡、ラスベガス/USA、等)。また音楽学校でのアマチュアのフルート奏者や子供たちを対象としたフルート・デーをヨーロッパや日本にて20年以上繰り広げている。 1992年より現在まで毎年「フルート・サマー・コース/現代フルート奏者のために」を行っている。1997年より、フルート学習のための教材と演奏会のための新しい楽器として、子どもからプロのフルート奏者まで幅広く楽しめる、親指笛「サムピー」を開発し製作する。 2001年、ブラバンツ・コンセルバトリー講師。

使用楽器

open thumb key

主に現在使用中の楽器:

  • C-フルート: by Kotato & Fukushima; 18K Gold; open-holes; B-foot joint; additional open-thumb
  • C-フルート: by Haynes in 1963; Silver; open-holes; B-foot joint; additional open-thumb; Lafin headjoint
  • ベースフルート in C: by Kotato & Fukushima; B-foot-joint; open-keys (thumb; A; G and E); trill-keys
  • コントラベースフルート in C: by Kotato & Fukushima, B-foot-joint; trill-keys
  • 親指笛サムピー: by Wil Offermans; serial# 1; blackwood; for more visit the サムピー・ホームページ

フォトギャラリー

下記のイメージは、高画質(JPEG ファイル)にてダウンロードすることができます(約3000 x 2000 ピクセルで、サイズは1MB程度です)。これらの高画質イメージをダウンロードするには、イメージをクリックしてください。

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